Rouge Tea Party @Caltech

Caltechで理論物理の研究をしています。

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ミュンヘン&ウィーン

ミュンヘン

ウィーンでの学会に行くついでに、ミュンヘンのMax Planckで研究をしている友人に会いに行きました。彼も来年からCaltechに来るから、いつでも会えるようになるのですが、ミュンヘンはいい町だし、ビールを飲みながら1年ぶりの積もる話や物理の話でもしようと。

時差のせいで早く起きてしまったので、まずは朝からノイエピナコテーク(美術館)に行って絵画を鑑賞。2回目の訪問なのですが、前回と全く印象が違いました。またミュンヘンに来るたびに訪れてみようと思います。その後、去年の夏に何度か使ったカフェで雑用をこなしたり。

そして、昼から彼のマンションを訪ねました。やっぱりミュンヘンの人たちはお洒落な生活をしています。僕も引っ越したら、シンプルで綺麗な部屋を心がけようと思いました。

ちなみに彼はアルゼンチン人なので、マテ茶を伝統的な入れ物で作ってくれました。マテ茶はとても苦いのですが、何故かクセになる味でした。また飲みたいですが、作り方が難しそうだったので、彼がCaltechにやって来た時に作ってもらおうかと思います。その後、近くのビアガーデンに出かけてのんびりしたり、物理の話をしたり、アルゼンチン流の焼き方で焼いた肉を食べさせてもらったり、とても楽しい休日でした。

ウィーン

ミュンヘンの後は、QCMCという学会のためにウィーンに来ました。

http://qcmc2012.org/

これは2年に1度行われる国際学会で、実験にやや重きを置いてはいますが量子情報の分野では最も大きい学会の一つ
です。今回僕は、量子情報ではなく古典情報の結果を提出するという前代未聞の空気の読め無さっぷりだったのですが、幸いにもトークをさせて頂けることになりました。

自分のトークは普段通り順調にいったと思いますが、あまり他の人と被っていない新しいテーマなので、やっぱり観客の反応が薄い。それは仕方がない事とはいえ、とても残念です。こういった孤独感は、分野の先頭を走る研究者が常に戦っていかなければいけない物だとは思うのですが、果たして今走っているのが先頭なのか、それとも明後日の方角なのか、それが現時点ではわからないのが難しいですね。

一方で今回の学会を通じて、量子情報という分野の未来は明るくないなと感じたことは否定できません。量子情報という分野全体を通して、ここ数年ほど特に大きなブレイクスルーがほとんど無かったように思います。僕自身は、完全に量子情報から足を洗ったつもりなのですが、その判断はやはり間違っていなかったなと思いました。けれどこの停滞を、次に来るrevolutionのための待ち時間だと捉えるも、腐って死にゆくだけなのだと捉えるも、人それぞれだと思います。

今回の訪問はCaltechに行く直前のリフレッシュも兼ねていたので、観光にも時間を取りました。学会でオーガナイズされた観光ツアーでは、ウィーンから車で1時間くらいの所にある宮殿に行きました。その後は、5時間ほどかけてドナウ川をクルーズ船で下りながら、船でカンファレンスディナーという素敵な試みでした。学会の合間には、Belvedre museum、Leopold museum、Wien museumに行きました。今年はクリムトの生誕150年だそうで、クリムト関連の展示が主でしたが、常設品もとても良かったです。 Belvedreは去年に続き2回目でした。
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  1. 2012/08/09(木) 01:28:13|
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