Rouge Tea Party @Caltech

Caltechで理論物理の研究をしています。

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寒い冬

1/25 fri

ところで、中国ではインターネットのサイト閲覧の検閲が激しくて、ほとんどのサイトが見れない状態になっていました。
いちいち検閲してるせいが、恐ろしいほど接続も遅かったです。
けれど、vpnを使ってCaltechの回線につないでいると、アメリカに居た時と同じようにインターネットが使えました。

1/23 wed

オフの日だったので、昨日に引き続き観光。万里の長城に行きました。

万里の長城は当然ながら広大で、北京からアクセス可能な場所はいくつかありますが、ほとんどの場所は修復済み、かつ、観光客の山だそう。
で調べた所、金山嶺(Jinshanling)~司馬台(Simatai)の間には、未舗装の長城が昔のまま残っているとの事だったので、そこをハイキングするツアーに参加しました。

雪で滑りやすくなっていて、なかなかタフな道のりでした。。。傾斜もかなりきつかったです。

IMG_3982_1.jpg

Beijing downtown backpackersというホステル主催のツアーでしたが、とても安価なのにしっかりとしていて、素晴らしかったです。
僕の他には4名が参加していました。さすがに冬はシーズンじゃないので、道中ほとんど誰とも出会いませんでした。

IMG_3977_1.jpg

1/22 tue

この日はcomputer scienceの日だったので、最初のセッションに出て一通り知り合いに挨拶をした後は、学会をスキップして北京市内を観光。
地下鉄に乗って市街地まで出かけて、有名な観光スポットをくまなく訪問しました。

ふらふらと市街地を歩いていると、時代を感じさせる小道などがあって、とても良い雰囲気です。
こちらの店で、北京ダックを食べました。漢字が読めるので、何とか注文できました。

IMG_3894_1.jpg

そして紫禁城などを見に行きましたが、これはあんまり面白くは無かったです。
完全に補修されている感じがしました。中国は、自分の国の文化を壊すことにかけては、世界一ですからね。。。


驚いたのは、北京市内の観光客の99%以上が中国人だということです。
これだけ大きい国なので、地方民にとっては北京は外国なのだろうな、と思いました。
そんな様子を見ていて、この先、中国の発展が止まるような事は無いでしょう。


心配していた大気汚染ですが、心配通りというか、想像以上と言うか。。。
基本的に200m先はぼんやりとしか見えない、という感じでした。
けれど発展途上国だと、この程度の大気汚染はよくある事だと思います。
昔、メキシコとグアテマラの国境付近の町に行った事があるのですが、北京よりも汚染は酷かったように記憶しています。
(今考えると、相当治安が悪い場所でした。)

確かに、中国の人たちは一般的に言ってマナーも悪いですし、町も清潔ではありません。
それでも、北京に溢れているエネルギーは凄まじいものがあります。
この景色を目の当たりにして危機感を抱かない人はいないと思います。

1/20 sun-1/21 mon

北京へ。

LA→東京は、約10時間ほどのフライト。
仕事して、眠って、起きてまた仕事して、で丁度良いくらいの時間。
耐えられないレベルではないです。

東京→北京は、約3時間半。
客席はガラガラでした。日中関係や大気汚染の影響なのかな。
3席分に横たわって、ずっと眠っていました。

到着したら日付も変わっていて、しかも深夜近く。
ものすごく時間を失って損した気分。
それでも、タクシーから見た中国のビル群や漢字の羅列はとてもエキゾチックでした。

1/19 sat

同じ家の二階にstring theoryをやっている日本人の方がいたので、一緒に中華料理を食べに行って色々と研究の話をしました。
これだけ長い期間が経っているのに、今まで一度も遭遇しなかったのは驚きです。

1/16 wed

MITの時に色々とお世話になったNさんのホームページを見ていたら、3月から東工大准教授って書いてありました。
年齢を考えると恐らくもの凄く早い出世で、やっぱり国内外問わずとても評価されているのだなあと思いました。

でも、僕の一つ上の世代の日本人の理論物理学者たちが、みんなアメリカから帰ってしまうのは、とても残念です。。。
僕自身は今の所、帰国する意思はあまり持っていないのですが、後5年もすると色々と気持ちや感覚なども変化していくのでしょうか。

1/15 tue

MIT時代の同僚が、たまたま同じ期間にPerimeter Instituteに訪問していたので、色々な事を話しました。
彼女は、僕と同世代の物性理論家としては間違いなく世界でトップを走っている集団の中の一人だと思います。
最近、ものすごく理論的な論文をscienceにacceptさせたらしいので、これからその評判はますます上がるでしょう。
ただ、昔に比べてshort-termな目標で研究をするようになっていて、何となく研究者としての到達点が見えてしまったのは残念でした。
そういった事は、彼女の指導教官でもあるWen氏にも当てはまることだと、今日Wen氏と議論していて感じました。
やっぱり研究者は、「何故その研究をすべきなのか、何故それが大切なのか」を常に考える必要があると思います。
そういった自問自答を忘れてしまうと、コミュニティでpopularなトピックに飛びついて、short-termな視点しか無い研究になってしまいます。もしくは、昔の自分の研究アイデアに囚われて、前に進む事を忘れてしまいます。

正直Wen氏と議論をした際には、全く怖さや緊張のようなものを感じませんでしたし、何か真に新しいintuitionが得られることもありませんでした。
Topological Orderを提唱した頃の、キレキレだったWen氏はどこへ行ってしまったのだろうかと少しがっかりしました。(あの論文は、いまだに何度も読み直しますし、バイブルの一つです)。
このような研究への真摯さこそが、Kitaevとの大きな差なのだと、妙に納得です。Kitaevは研究というものに対して、極端なほどに真面目ですし、正面から向き合っている気がします。
一度Kitaevに、Non-Abelian anyonの量子計算のアイデアをどうやって思いついたのか聞いた事があるのですが。
本当に量子コンピューターが実現可能か気になったので、知っている物理系を一つずつ順番に見ていった所、anyonが一番うまく行きそうだったから、quantum doubleのモデルを作ってみた、との答えが返って来ました。
言葉にしてみると本当に当たり前なんですが、シンプルに研究の意義を考えられる点がKitaevの一番の才能なのだなと思いました。

話は変わって、大学院生の頃からの友人であるドイツ人のポスドクと、たくさん議論をしました。
彼と初めて会ったのは、アルプスのリゾート地で行われた学会で、その後も僕がミュンヘンの研究所を訪問した際に、いそいそとビアホールに行ったりと、細々と親交をを深めていました。
ドイツ人らしく、とても真面目できっちりした研究をしており、僕の感覚だけを頼りにしたような物理の議論とは一見水と油な感じなのですが、お互いに無いものを補完しあえるのでなかなか良い関係だと思います。(後、ドイツ人なので基本的にジョークが激寒です。。。)
彼が現在やっているプロジェクト自体には、僕は正直あまり意義を見いだせなかったのですが。。。でも、彼の使っている手法はとても面白かったので、それを僕のモデルに応用するとどうなるかということを、ずっと一緒に考えていました。
Conceptualに非常に重要な問題で、とても実りのある議論が出来て、何か共同研究等に発展すれば良いなと思いました。

1/14 mon

Perimeter Instituteにてトークでした。

今回のトークでは、まだ投稿していない研究結果について話したのですが、そういった不完全な結果をどうやって魅せるかという良い練習になりました。質問もたくさん出たので、それを論文に反映させてからarXivに出そうかと思います。

僕のトークでは、いつもたくさん、というか1分に1回くらいのペースで質問が出る気がします。聴衆のみなさんが、ちゃんと話に付いて来てくれている証拠だと、プラスに捉えています。。。
ほとんど話す内容の細部を詰めないままで、話す内容を途中で変えてみたりと、色々な練習もできました。

1/13 sun

今日からトロントです。疲労が凄いので、省エネモードで移動しないと。。。

1/12 sat

恐ろしい量の家具やら何やらを掃除して捨てて、などなど。もう疲れた。。。
やっぱり、綺麗で整理整頓された家に住みたいですね。
この辺はまあ、ノーコメントで。。。

1/10 thu

久しぶりにボストンにいる日本人の方々と会いました。
違う分野の研究者に自分のアイデアを話すのは、とても良い練習になるし、頭がクリアになります。

ボストンにいた当時は、日本人コミュニティとあまり深く関わらないようにしていました。
けれど時折会って研究の話をすることで、自分自身の研究のアイデアも洗練されていっていたのだと、ボストンを離れてやっと気が付きました。

日本人の方々、と言いましたが、実はみんな僕よりも学年的には下です。
やはり、アメリカの一番の魅力は、生意気だけど優秀でかわいい後輩に出会えることだと思います。
この先輩、ダメな人だ、とは思われないようにしないといけないですし。。。

1/9 wed

昨日からボストンに来ています。いつも変わらず、とても綺麗で素敵な町です。
やっぱりこの町こそが、自分の町なのだと思います。

今回は、朝3時半に起きて6時過ぎのLA発の直行便に乗りました。そのために夜は7時過ぎには寝ました。
座席をExit rawの席にしてもらったのですが、座席スペースが広くて快適で仕事の方もはかどりました。

良いアイデアが浮かんだような気がしたのですが、2日ほど考えたらミスを発見。
数学的な研究って、新しいアイデアを出す「攻めの姿勢」と、そのアイデアの欠点を見つけ出す「受けの姿勢」が両方必要で、一人二役なのが少し疲れます。。。

1/6 Sun

今書いている論文では、とある良い性質を持った数学的なモデルを作った事が一番の結果なのですが、今日偶然はるかにシンプルに改良出来る事がわかりました。
まあ、それはとても良いことなのですが、何故こんな簡単なことに気が付かなかったのかと思うと、絶望してしまいます。
(追記)考えるほどに、trivialな事のような気がしてきます。けれど、少しずつ理解は深まっている気もします。メンタルを鍛えないといけないです。

1/5 Sat

最近は、Black Holeのcomplementarity vs firewallの問題が気になっているので、少しずつ勉強しています。

この問題については、様々な解説記事が出ています↓
http://planck.exblog.jp/19026474/
http://quantumfrontiers.com/2012/12/03/is-alice-burning-the-black-hole-firewall-controversy/
http://blogs.discovermagazine.com/cosmicvariance/2012/09/27/guest-post-joe-polchinski-on-black-holes-complementarity-and-firewalls/#.UOjg6TmTQ0t
大栗先生の解説(1つ目)と、Preskillの解説(2つ目)は、とても秀逸です。
3つ目は、論文を書いた本人による解説なので、逆にわかりにくい気がしました。
(彼の教科書も、非専門家には読みにくいですしね!Schwartzの教科書の方が良いです!)

Black Holeは、考えれば考えるほど不思議な存在です。そして、量子情報の理論家が、キャリア転向するのにうってつけの研究分野のようにも思います!
これら一連の問題については、僕の良き友人であり、良きロールモデルであり、昔Caltechで僕と同じポストについていた研究者の方も、重要な貢献をしています。
なので、ずっと興味を持っていた問題ではありました。これからは、もっと深く深く理解できるよう頑張りたいです。


ところで、常日頃思っているのですが、アメリカの科学ニュース媒体のレベルの高さは凄まじいです。
例えば、自分の所属している研究チームのブログから発信されるニュースの質の高さには、いつも驚いています。(僕は1ミリも貢献していませんが。)
何と言うか、末端から先端まで、本当にレベルが高いですよね。

日本のメディアと比較すると、残念ながら大人と赤ん坊のような違いです。。。
日本の科学ニュースはそもそも、「日本人が行った研究」に重きが置かれる傾向にあるので、科学的な重要性との相関がほとんどゼロのように感じます。
クオリティも、何かをそのまま和訳してきたのかな、というような記事が多いです。
そして、iPSの時も、本来なら騙される方が悪いはずなのに。。。

そんな中で、大栗先生のブログは、非常に貴重な存在かと思います。
大栗先生もPreskillも、本物のリーダーなのだなと、感嘆してしまいます!


さて、そのPreskillのブログで知ったのですが、Ignacio CiracがWolf賞を受賞したそうです。(Peter Zollerと共に)。
Ignacioは、ものすごい人数のポスドクと学生(20人くらい?)を抱えているにも関わらず、全員がやっている研究を把握していて、さらに他の研究者たちとの共同研究をこなしていて、本当にスーパーマンだなあと思います。
実験家なら普通ですが、理論家でそんな人は見た事がありません。
一度、ミュンヘンのMax Planck Instituteに呼んでいただいて議論をした際に、かなり数学的な内容のプロジェクトのdetailまで丁寧に説明してくださいました。当時の驚きは、今でも鮮明に覚えています。

ところで、Ignacioのgoogle calendarを見せてもらった事があるのですが。(彼の学生何人かと仲が良いので。。。)
夏の間は3日置きに学会や大学訪問(もちろん国外旅行)をこなしていて、すごい体力だなあと閉口した記憶があります。


体力も無ければ、リーダーシップも無い僕は、どういう方向を目指せばよいのかと思いますが、そこは研究センスを磨いてカバーしていきたいです。
ということで、もう少し、Black Holeの勉強を頑張ってみようかと思います。


1/2 wed

Perimeter Instituteでのセミナーのためのスライドを作り終えました。
元々Caltechでのセミナーのために作ったスライドを、マイナーチェンジを加えつつ1、2年くらい使い続けてきたのですが、今回を期に新しいスライドに世代交代する予定です。
このスライドの進化に合わせて、研究が進んでいけばいいなと思います。

トークの準備に関して自分の中でのルールは、トークの1週間前までには完璧に準備を終わらせておくということです。
学会やセミナーで他の研究機関を訪問する時のプライオリティは
*Socialize
*Discussion or Attending talks
*Sightseeing
の3つです。決して滞在中にトークの練習をするべきではありません。

ちなみに、3つ目の観光は自分へのご褒美なので、外す事は不可能です。。。

1/1 Tue

新年あけまして、おめでとうございます。

今日は朝から、パサデナ名物のRose Paradeを見て来ました。様々なテーマに沿ったfloat(日本でいう神輿的なもの?)があって、楽しかったです。その後行われるRose Bowlというアメフトの大学チャンピオン決定戦は、テレビで見ていました。が、いまだルールがわからず途中でリタイア。

今年は、風邪を引かない事を一年の目標にしたいです。。。

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  1. 2013/01/26(土) 00:51:08|
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