Rouge Tea Party @Caltech

Caltechで理論物理の研究をしています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

留学したい人のための参考情報2

色々と断片的な情報を書き留めておきます。


日本の大学vsアメリカの大学

東大にもたくさん優秀な研究者がいることは間違いないので、大学院でアメリカに行かずに東大に行くというのは全くおかしな判断ではありません。けれど、日本人で優秀な研究者は、間違いなくキャリアのどの時期かに(多くはポスドクとして)アメリカにやって来ます。僕がMITにいて良かったと思うのは、東大出身で優秀な方々はMITに訪問される機会があるので、多くの優秀な研究者の方々だけ選択的に知り合いになれた事です。

ただ、アメリカの大学は学生のレベルがバラバラなので、上25%に入る自信が無いのならば、留学する意味は無いと思います。


研究環境

研究費という面では、日本ほど恵まれている国はありません。学振を取ってしまえば、相当な量の研究費がつきますし、研究旅行もし放題です。僕がMITにいた頃、僕が自由に使える研究費は年間500ドルでした。当然パソコンは自腹ですし、研究旅行なんて気軽にはできません。自腹で学会に行った事も何度かありました。

そんな厳しい状況でしたが、ポジティブに考えれば良い点もあったと思います。そもそも研究旅行をするためには、相手の大学や学会に呼んでもらう必要があります。なので必然的に、高いクオリティの研究をする事が義務づけられます。


アメリカの生活環境

アメリカの環境が合うか合わないかは、とてもデリケートな問題だと思います。最初の段階で、アメリカでの生活に慣れながら、新しい研究を始めながら、というのは大変な事です。アメリカにおいては、研究面で成功しているうちはとても幸せで満ち足りた日々を送ることができますが、優秀ではないと見なされれば、最悪の場合退学になりますし、そうでなくとも先生からの扱いはとても冷たいものになります。


学部vs大学院

高校卒業時の日本人とアメリカ人を比較した場合、日本人の方が圧倒的に優秀なのは間違いないです。なので、自分のやりたい事が決まっていて、周りに惑わされないだけ人間的に大人だと思えるのならば、学部から留学するのが一番スムーズだと思います。

ただ個人的には、大学院から留学してきている日本人の方が、学部から留学してきている日本人よりも、平均するとかなり優秀であるように思います。MITなどは、学部生を学費を徴収するためだけの存在としか見なしていない節があります。


研究室選び

研究室を選ぶ際に、アジア人学生は教授のネームバリューを重視する傾向があります。ところが、実際の研究室の実情が酷い、等と言った事が起こって、苦しんでいる学生を今まで山のように見て来ました。自分の能力に合った研究室、研究分野、指導教官をしっかり見極める事が大切だと思います。


就職状況

研究者以外の企業への就職は、完全にその人の能力次第だと思います。アメリカでは、研究者としての能力と、社会人としての能力に、綺麗な正の相関関係があるように思います。

一般的に物理学科PhDで、しっかりとした研究をしてきた人ならば、日本にオフィスのある外資系金融やコンサルティング会社に入るのは、そんなに難しいことではないようです。けれど、アメリカのオフィスに職を取ろうとすると、コミュニケーション能力を相当意識して伸ばす必要があると思います。

残念ながら、修士で卒業する人や研究面であまり成功していない人は、日本の大学院卒業者に比べて特に就職が有利になっているような印象はありません。


スポンサーサイト
  1. 2011/11/26(土) 15:44:35|
  2. 留学情報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。